日本歯科理工学会誌
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総説
技工室におけるデジタルワークへの取り組み
木村 健二
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2020 年 39 巻 1 号 p. 58-63

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抄録

現在,IoT,ビッグデータ,AIをキーワードとした第四次産業革命が,私たちの生活を変えつつある.この革命は既存の職業の有り様を大きく変化させ,新たなビジネスモデル,サービスを生み出していくだろう.
歯科技工業界では,CAD/CAMや3Dプリンタの活用により技工物製作工程に劇的な変化が起きている.デジタル化は歯科技工士の仕事を奪って行くという意見もよく耳にするが,筆者は決して歯科技工士の仕事はなくならないと考える.むしろ,デジタル活用により新たな価値を持った職業として生まれ変わることができるのではないかと考える.確かに,手作業の仕事の多くは機械が担うようになるだろう.では,機械にできないことは何なのか,突き詰めて考えて行くと進むべき道が拓けてくる.デジタル時代は人と人とのコミュニケーションがますます重要になることも忘れてはならない.デジタル時代の歯科技工を考える際の一つの例として,当社の取り組みをお伝えしたい.

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© 2020 一般社団法人 日本歯科理工学会
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