日本透析医学会雑誌
Online ISSN : 1883-082X
Print ISSN : 1340-3451
ISSN-L : 1340-3451
短報
維持血液透析患者の愁訴および鍼治療に関するアンケート調査
櫻庭 陽武内 秀之武内 操庄司 みす森山 朝正
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 40 巻 6 号 p. 513-516

詳細
抄録

維持血液透析患者のQOL低下が問題となっているが, その要因の一つである患者が抱える愁訴についての十分な報告は少ない. 今回われわれは, 患者が抱える愁訴の状況を把握すると同時に, その対策として期待されている鍼治療に関してアンケート調査を行った. その結果, 多くの血液透析患者 (92.7%) が複数の愁訴 (平均3.3愁訴/人) を抱えていること, 愁訴数と年齢および透析年数の関係性や各原疾患における愁訴の顕著な特徴がないことがわかった. 鍼治療については, 経験患者は少なく (30%), そのイメージの結果からも理解が得られていないことがわかった. 鍼治療を希望する患者も多く, 鍼治療が多用されている痛みやシビレの愁訴を抱える患者が多かった点から, 鍼治療が維持透析患者に貢献できる可能性を示唆した.

著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本透析医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top