日本透析医学会雑誌
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破壊性脊椎関節症を呈したCAPDの2症例
久永 修一小川 洋史小野 正孝杉浦 清史斎藤 明
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1994 年 27 巻 7 号 p. 1069-1073

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抄録

破壊性脊椎関節症 (DSA) を呈し, 経過中に進行したCAPDの2例を経験した. 症例は, 透析歴10年 (CAPD歴10年) の59歳男性 (原疾患: 糖尿病) と透析歴15年 (CAPD歴5年) の43歳女性 (原疾患: 慢性糸球体腎炎) である. いずれもCAPD治療中にDSAを認め, 進行性であった. 経過中, 感染性脊椎炎は認めていない. 特に59歳男性はCAPD開始後5年と早期に, DSA所見を認めた. 今後, CAPD治療においてもDSAなどの透析アミロイドーシスに対する注意が必要であり, β2-microglobulin除去に対する検討が必要と考えられた.

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