日本透析医学会雑誌
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透析患者における腸内細菌叢の改善と腐敗産物の産生抑制に対する腸溶性ビフィズス菌製剤の臨床効果
南 浩二田中 晋二高橋 計行辻野 正隆谷村 弘石本 喜和男角田 卓也梅本 善哉田仲 紀陽正木 和人壬生 祥文坂東 義文南野 郁代
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1999 年 32 巻 5 号 p. 349-356

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抄録

透析患者は, その病態ゆえに, 腸内細菌叢の乱れに伴って, 腐敗産物の異常産生が予測される.
今回, 透析患者の腸内細菌叢の検索と, 糞便中の腐敗産物の測定を行ったところ, 好気性菌の占める割合が高くアンモニアなど腐敗産物が高かった. 透析患者に対し腸溶性マイクロカプセルビフィズス菌製剤を投与することにより, 腸内細菌叢の改善と腐敗産物の産生が抑制されたことが判明した.
本研究は透析患者に対して腸溶性マイクロカプセルピフィズス菌製剤の投与を行うことが腸内環境を改善し, 健康維持に役立つ手段の一つと考える.

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© 社団法人 日本透析医学会
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