日本透析医学会雑誌
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抗A型インフルエンザ製剤塩酸アマンタジンの血液透析患者での体内動態
兵藤 透平良 隆保横田 眞二酒井 糾内田 豊昭遠藤 忠雄馬場 志郎日台 英雄
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2000 年 33 巻 1 号 p. 49-51

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抄録

本邦において1998年から1999年にかけての冬季にA型インフルエンザが猛威を奮い免疫抵抗力の弱い高齢者で多数の死亡者が発生した. 塩酸アマンタジン (Novartis Pharma株式会社) は抗パーキンソン病薬として保険収載されていたが1998年11月に効能追加が認められ抗A型インフルエンザ治療薬としても本邦で利用できるようになった. 本邦における血液透析患者での本薬剤の至適投与量を確認するために, 体内動態の検討を6例の血液透析患者で行った. 100mgを投与し3日目の透析前後および7日目の透析前に血中濃度を測定した. 本邦の血液透析患者では欧米と異なり100mg週1回の投与では過剰投与の可能性が考えられ, 投与期間の延長ならびに投与量の減量の必要があると考えられた.

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