日本透析医学会雑誌
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内シャント形態および穿刺部位による再循環率の検討
阿部 貴弥玉井 定子戎 直志阿部 富彌酒井 啓伸森 高裕彦根 秀樹打田 和宏谷口 杲
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2000 年 33 巻 7 号 p. 1081-1086

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抄録

光学式非観血的連続ヘマトクリットモニター (CRIT-LINE) を用いて, 内シャントの再循環率を測定し, 穿刺パターンとの関係を検討した. 対象は当院および当院関連施設にて内シャントで維持血液透析を行っている患者67名, 74シャントを対象とした. これらの内シャント穿刺パターンを, 動脈側と静脈側とも同一血流に穿刺する (I型), Y字に分岐した別々の血流に各々穿刺する (Y型), 異なる血流に各々穿刺する (H型) に分類し, 各内シャントの再循環をCRIT-LINEを用いて測定した. 10%以上の再循環率を呈した内シャントは12シャント (16%) であり, そのうちI型が8シャント (67%) を占めていた. また透析歴10年未満の患者は10年以上の患者に比べて再循環率が有意に低値であった.

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