秩父市立病院泌尿器科 群馬大学医学部附属病院泌尿器科
秩父市立病院泌尿器科
群馬大学医学部泌尿器科学教室
2004 年 37 巻 3 号 p. 249-252
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症例は41歳の男性. 1997年6月に慢性腎不全にてCAPD導入. その後経過良好であったが, 2002年6月中旬, 排便時腹圧後より右陰嚢浮腫, 陰茎浮腫, 右鼠径部痛が出現した. 腹部超音波検査, 腹部骨盤部造影CTにて腹膜鞘状突起の開存による交通性陰嚢浮腫, 陰茎浮腫と診断し, 外科的治療にて改善した. CAPD導入後の陰嚢腫大は導入時に発症することが多く, 本症例のように導入5年後に発症することは極めてまれである.
人工透析研究会会誌
日本透析療法学会雑誌
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