「ICTの利活用」や「デジタルコンテンツ」などのことばが,学校現場で使われるようになってかなりの年月が経った.それにもかかわらず,抽象的な表現でその活用法を示唆するような論議は数多く耳にするものの,具体的な活用場面や内容について系統的に掘り下げて「どのような場面で,どのような教材を活用することによりデジタルの特性が生かされるのか」について横断的に論議されることが少ないように感じる.そこで,大関からの提案をもとに,小・中・高のそれぞれの立場からの考えを述べることにより,その有効性について議論していきたい.