主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 新潟県教育委員会, 新潟市教育委員会, BSN新潟放送, 新潟日報社
会議名: 日本デジタル教科書学会2014年度年次大会(新潟)
回次: 3
開催地: 新潟日報メディアシップ、新潟大学教育学部 附属新潟小学校
開催日: 2014/08/16 - 2014/08/17
デジタル教科書のユニバーサルデザイン性の追求によって、外国をルーツに持つ子どもたちにもアクセシブルなデジタル教科書を実現することは、グローバル化が進行する日本社会において重要な学習権保障の課題である。そのためには、社会制度的な整備が不可欠となる。具体的には、①基礎教育におけるデジタル教科書制作に必須となる著作権許諾においてフェア・ユースの発想を導入すること、②「読み書き障害(困難)」という概念のなかに、外国をルーツに持つ子どもたちが直面する困難を含めること、③教科書バリアフリー法の精神に基づき、そうした子どもたちに対する学習権を保障する積極的なデジタル教科書政策を推進し、ボランティアの協力も得て支援体制整備することがポイントとなるだろう。