工学教育
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工学教育を受けた大学生と新入社員の官能評価による就職観
細野 直恒井上 裕光富田 豊
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2000 年 48 巻 6 号 p. 25-30

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抄録

工業教育を受けた大学生の就職観は,時代の要求やその時々の経済状態により左右される.時には,学生側から見て売り手市場であったものが,急に冷え込むこともままあった.また,彼らの就職観も時代と共に流行が変わって来ている.本研究では,理工学部の学生と企業の新入社員の各々約200名を対象に,彼らの就職観を解析・評価した.彼らが就職する時に,何を基準とするかと言う事を考え,10項目の評価項目を選択した.データの採集は,順位法,一対比較法,マーブル法の3種の方法で行った.結果として,大学生,新入社員とも,どの方法でも,「仕事の希望が通る,専攻が生かせる」が,一番に上がっていた.また本論文では,上記の3種の方法の比較も行った.

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