中国・四国地方の国立大学の機械系学科で学ぶ学部学生を対象に,一般教育の必要性意識と専門教育志向についてアンケート調査を実施した.その結果,一般教育は,専門教育を理解するための予備教育として位置付ける学生,および常識・教養として位置付ける学生に2分されることが判明した.しかしながら,いずれの学生もその多くが講義・専攻の選択に対して今少し自由度を求める意向を表した.この傾向は「一般学生」の存在に関与しているものと考えられる.このような学生の質の変化において,大学は学部教育課程や学生評価に関して改革の検討が望まれる.