工学教育
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導入教育としての初年次ゼミナールの編成と実践
大好 直
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2002 年 50 巻 2 号 p. 14-18

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抄録

新入生が効果的に学習できるようにするため,特別のゼミナール「メカノワールド」を機械工学科のカリキュラムに導入した.そのゼミナールは,大学時代に何をいかになすべきかを知るための切っ掛けを与えるものである.ゼミナールに出席し,これから学ぶであろう勉強の専門的な話題を聴かせれば,学生の学習態度が良くなるし,また学生の報告から分るように,大学生活で目的意識の希薄なために生ずる不安も払拭される.大学生活の最初に行うゼミナールは,実質の伴う教育を実現するために非常に重要である.メカノワールドはそのために新入生に導入したゼミで,同様な形式で多くの学科等でも広く実践されるようになった.

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