抄録
沖縄県内の在宅医療行為における針刺し・切創事故の実態を把握するため, 在宅医療施設の看護師・医師を対象に質問紙調査を行った. 回答を得た看護師99名のうち年間事故経験者は11名で, 医師20名のうちで事故経験者はいなかった. 事故の経験と関連のあった要因としては勤務施設の規模, 事故報告システムの有無, 業務時の視力, 疾患の認識などが指摘された. 事故の原因器材は, 主に翼状針やディスポ注射器で, 左人差し指の受傷が最も多く, 事故の大半は器材を患者に使用した後で起こっていた・事故直後の処置, 対応では流水での洗浄よりも消毒が多くみられた.