環境感染
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鹿児島地域における病院感染対策に関するアンケート結果
渡邊 真裕子吉永 正夫吉満 桂子折田 美千代特手 綾子濱田 亜弥佐多 照正渋谷 寛西 順一郎川原 元司水間 良裕田畑 傳次郎池田 琢哉
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2007 年 22 巻 4 号 p. 299-304

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抄録

地域における院内感染対策のためには, 感染症情報の共有化をはかり, 感染対策を一定レベルまで高め, また維持する必要がある.
鹿児島県下の院内感染対策の実情を把握し, 鹿児島県医師会および鹿児島ICTネットワークの今後の活動の指標とするため, 鹿児島県医師会会員医療機関に2006年9月, 鹿児島県内の20床以上の病床を持つ265病院を対象に, 院内感染対策と職業感染予防対策についてアンケートを行った.
265病院中132施設 (50%) から回答が得られた. 鹿児島県での問題はICT組織率の低さで, 全病院で58%, 200床以上の病院でも28%の病院で組織されていなかった. 種々の感染対策や職業感染予防対策の導入など, 病院間での差が見られ, さらに全国と比べて対策に遅れをとっているものも見られた.
ICTネットワーク, 医師会, 感染症関連学会, および行政組織は, 院内感染防止のために, 各病院への支援を行っていかなければならないと考えられる.

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© 日本環境感染学会
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