Japanese Journal of Endourology
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特集3:腹腔鏡下膀胱全摘除術
周術期合併症
佐藤 文憲三股 浩光
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2012 年 25 巻 2 号 p. 278-284

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抄録
 膀胱全摘除術は,泌尿器科領域で最も侵襲の大きな術式の1つであり,周術期合併症の頻度も高い.腹腔鏡下膀胱全摘除術の周術期合併症については,十分な比較研究がなされていないため,結論は得られていないものの,多くの症例研究から,開腹手術のそれとほぼ同等と考えられる.術中合併症として,拡大骨盤内リンパ節廓清に伴う血管および神経損傷には特に注意が必要である.術後の合併症のうち,重篤な合併症の頻度は依然として高いと考えられるが,他の腹腔鏡手術と同様に,麻痺性イレウス等の比較的軽微な合併症は腹腔鏡下膀胱全摘除術あるいはロボット支援膀胱全摘除術で軽減される可能性がある.今後Clavien-Dindo分類等の統一した基準を用いた解析によって腹腔鏡下膀胱全摘除術の周術期合併症について明らかにしていく必要がある.
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© 2012 日本泌尿器内視鏡学会
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