Japanese Journal of Endourology
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症例報告
尿管坐骨孔ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術の経験
速水 悠太郎原田 二郎河 源
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2017 年 30 巻 2 号 p. 192-195

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抄録

 症例は60歳代, 女性. 数ヶ月前から右側腹部痛を繰り返し当科受診となった. 右尿管結石を疑いCT検査を施行したところ, 右水腎症及び下部尿管までの水尿管を認めたが, 結石は認められなかった. 逆行性尿管造影 (RU) 検査にて右下部尿管にcurlicue signを認め, 尿管坐骨孔ヘルニアと診断した. 腹腔鏡下に坐骨孔と尿管の間にメッシュを設置・固定した. 術後合併症を認めず, 現時点で再発を認めていない. 尿管坐骨孔ヘルニアに対する外科的治療法について考察した.

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© 2017 日本泌尿器内視鏡学会
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