Japanese Journal of Endourology
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腹腔鏡手術
札幌医科大学附属病院における腹腔鏡下根治的膀胱摘除術の検討
村中 貴之小林 皇前田 俊浩進藤 哲哉舛森 直哉
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2017 年 30 巻 2 号 p. 228-232

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抄録

 当科で2012年6月から2016年9月までに腹腔鏡下根治的膀胱摘除術を施行した78症例の手術成績と周術期合併症を後方視的に検討した. 周術期合併症はClavien-Dindo分類を用いて検討した. 手術時年齢は中央値69歳で, 手術時間は中央値で476分, 出血量は中央値で320mlであった.同種血輸血は10例で施行し, 自己血輸血のみは11例, 輸血なしは57例であった. Clavien-Dindo分類Grade IIIa以上の合併症は尿路感染症が5例, 骨盤内膿瘍が2例, イレウスが1例, 尿道新膀胱縫合不全が1例で認められ, 開腹手術と比較してイレウスと創感染の頻度が有意に少なかった.

 腹腔鏡下根治的膀胱摘除術は出血量や合併症が少なく低侵襲であった.

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© 2017 日本泌尿器内視鏡学会
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