Japanese Journal of Endourology
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ロボット手術
ロボット支援腎部分切除術における腎実質縫合の有無による術後腎実質体積のCT volumetryを用いた比較検討
提箸 隆一郎井上 高光中島 志織嘉島 相輝山本 竜平小泉 淳奈良 健平神田 壮平沼倉 一幸齋藤 満成田 伸太郎佐藤 滋羽渕 友則
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2021 年 34 巻 1 号 p. 130-135

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抄録

【目的】ロボット支援腎部分切除術 (RAPN) における腎実質縫合の追加が術後の腎実質体積を減少させるかを画像解析ソフトにより検討した. また腎機能, 合併症への影響も検討した.

【対象と方法】2013年11月から2018年11月までに当科でRAPNを行ったT1a症例69例のうち, 腎実質縫合を施行した26例 (実質縫合群) と省略した43例 (非縫合群) を後方視的に比較した. Synapse Vincent ver. 4を用いて, 術前と術後6カ月の造影CTから腎実質減少体積を推定した.

【結果】2群間の患者背景や手術成績に有意差はなかった. 腎実質体積の減少量やeGFRの低下率, 合併症の発生率に有意差を認めなかった.

【結語】RAPNにおける腎実質縫合の追加は腎実質体積や腎機能, 合併症の発生に影響しなかった.

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© 2021 日本泌尿器内視鏡学会
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