Japanese Journal of Endourology
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特集2 : 腹腔鏡下腎盂形成術 : 適応の拡大と将来展望
腹腔鏡下腎盂形成術 : 非典型的なUPJOに対する適応拡大について
上仁 数義森 友莉富田 圭司小林 憲市成田 充弘河内 明宏
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2021 年 34 巻 1 号 p. 38-44

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抄録

 腎盂尿管移行部通過障害の治療において開放腎盂形成術はgold standardであり, 腎盂最下端と尿管を緊張なく吻合し, 腎盂尿管移行部を漏斗状にすることが最も重要とされている. 腹腔鏡下腎盂形成術は体腔内縫合を必要とする難易度の高い手術であるが, 開放腎盂形成術に比べ非侵襲的でありながら, 成績が開放腎盂形成術と同等であることから導入する施設が増加している. しかし, 非典型的な腎盂尿管移行部通過障害の場合, 尿路の解剖が複雑であるため, 腹腔鏡下腎盂形成術での施行を躊躇する場合がある. 当科で腹腔鏡下腎盂形成術を施行した非典型的腎盂尿管移行部通過障害例では, 術前に適切に画像評価を行い, 術中に臨機応変に対応し腹腔鏡下腎盂形成術で完遂可能であった. 非典型的な腎盂尿管移行部通過障害であっても腹腔鏡下腎盂形成術で対応可能と思われる. ロボット支援腹腔鏡下腎盂形成術が保険収載されたことから, 更なる適応拡大が期待できる.

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© 2021 日本泌尿器内視鏡学会
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