Faculty of Fisheries Sciences, Hokkaido University
2006 年 41 巻 4 号 p. 153-157
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茨城県霞ヶ浦の湖水および底泥, 神奈川県鶴見川水系6地点および函館市内3河川5地点より水を採取し, KHVの環境中における生存性を培養細胞を用いて評価した。KHVの感染価は, 無処理の試料水中および底泥中ではウイルスを添加して3日以内に検出限界以下となったが, オートクレーブ滅菌またはろ過滅菌した試料中では, 比較的安定であった。また, 環境水中から抗KHV活性を有する細菌が分離された。これらの結果から, 宿主が存在しない環境水中でKHVは比較的速やかに不活化することが示された。
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