45 巻 (2010) 1 号 p. 37-42
ヒラメの腹腔内,血管内,体側筋肉内,背鰭基部挙屈筋内,背鰭基部皮下または前鰓蓋外側皮下にS. parauberisを接種したところ,腹腔内接種では保菌状態になるものの,死亡個体が出現しない場合があった。腹腔内以外の接種法では比較的高い累積死亡率が得られたが,接種菌量と死亡率に正の関係が認められたのは皮下接種法だけであった。皮下接種感染魚の肉眼症状,病理組織ともに自然感染魚と異なる像は観察されなかったことから,皮下組織は感染実験の接種部位として妥当と思われる。