東京大学農学部
1966 年 1 巻 1 号 p. 23-36
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水カビは一旦体表に着生すると必ず体内部に菌糸を伸ばし,侵入域の組織を壊死,崩壊せしめ最終的には魚を殺す.水カビ病の場合,その寄生を招く先行条件がそれ自体で致死的に働くこともあるであろう。例えばAeromonas感染の場合にその可能性はあろう.ただ,寄生水カビは尾端に発したときも数日から1週間くらいで魚を殺ろすこと,重要器管附近に寄生したときは数日以内に致死せしめることから,実際の水カビ病での死因としては水カビが決定的重要性を持っているように考えられる.
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