National Fisheries Research Center
1979 年 14 巻 2 号 p. 59-64
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伝染性造血器壊死症(IHN)は一般にはごく若いサケ科魚類の疾病と考えられているが,最近,7-14月令の魚に症状の余り顕著でない感染が起っているとの未公表の報告が増えつつある。これらを調べたところ,IHN特有の症徴と考えられている腸管の顆粒細胞は全く認められなかった。しかし,類壊死細胞が腎臓の捺印標本中に認められ,また,脾臓および腎臓の造血組織にも僅かながら病変が観察された。(本稿は昭和54年4月1日に開催の総会特別講演要旨である)
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