コイ・キンギョ血液から白血球を分離する技法について検討した。採血後,血液を静置する方法およびficollとsodium diatrizoateの混液(比重1.077)に血液を重層し遠心分離する方法により両魚種から血液1mlあたり約106個の白血球を分離することができた。分離された白血球はトリパンブルーに染まらず,黄色ブドウ球菌,大腸菌に対し食作用を示し,一部のものにはガラス壁付着能も認められた。これらの知見から今回用いた方法は魚類白血球の各種機能を調べる為の白血球分離技法として適切なものと考えられた。