魚病研究
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台湾の養殖ウナギから分離されたPseudomonas anguillisepticaの血清学的検討
中井 敏博室賀 清邦鐘 虎雲郭 光雄
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1985 年 19 巻 4 号 p. 259-261

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抄録

 台湾の養殖ニホンウナギ病魚から分離されたPseudomonas anguilliseptica 4株について, これまでに日本およびスコットランドで分離されている株との血清学的比較を行った。 家兎抗血清を用いた凝集反応およびゲル内沈降反応の結果, 台湾株4株中3株は日本のK+血清型(K抗原を有する型)に一致し, またウナギに対する病原性も認められた。残る1株は, K+型とK-型の中間型と考えられた。

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© 日本魚病学会
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