Department of Epizootiology, Faculty of Veterinary Medicine, Hokkaido University
1985 年 20 巻 2-3 号 p. 181-186
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強毒 Vibrio sp. N7802 株培養上清濾液をDEAE-セルロースイオン交換クロマトグラフィーおよびセファデックスG200ゲル濾過を用いて分画した。ニジマスおよびマウスに致死性を示す画分が分離され, 分子量35Kの糖蛋白が検出された。この画分には蛋白分解酵素活性, 溶血活性のどちらも検出されなかった。これらの結果より, 本菌株は2種の酵素とは異なる外毒素を産生することが示唆され, この毒素がニジマスのビブリオ病の病理発生に関与する可能性も考えられる。
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