魚病研究
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Edwardsiella tarda 抗原に対するマダイの免疫応答
Fulvio SALATI浜口 昌已楠田 理一
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1987 年 22 巻 2 号 p. 93-98

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抄録

 マダイの筋肉内に E.tarda から調製したホルマリン死菌と LPS を接種し, 4週間後まで1週間おきにとりあげ, 血清のタンパク, アルブミン, グルコース量, 血清および体表粘液中の凝集抗体価, 補体価, 溶菌活性, 赤血球凝集活性, 血液細胞の貪食指数を調べた。その結果, 血清のタンパク, アルブミン, グルコース量, 補体価, 溶菌活性, 赤血球凝集活性の変化は小さいかあるいは認められなかったが, 凝集抗体価と貪食指数はいずれの区でも免疫1週間後から上昇が認められた。体表粘液中の活性は免疫・非免疫魚間に差異が認められなかった。

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© 日本魚病学会
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