魚病研究
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HRV (Hirame rhabdovirus; Rhabdovirus olivaceus)感染ヒラメの病理組織学的検討
大迫 典久吉水 守五利江 重昭木村 喬久
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23 巻 (1988) 2 号 p. 117-123

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抄録

 1984年兵庫県下の養殖場でHRV感染により自然発病したヒラメ病魚,翌年同県水産試験場および北海道焼尻島で自然発病したヒラメ病魚,ならびに同水産試験場で人工感染試験に供されたヒラメを対象に病理組織学的検討を行い,以下の結論を得た。腎臓の造血組織中に出血と核変性を伴う細胞壊死が観察され,脾臓においても脾髄に出血および細胞壊死が観察された。筋肉では筋肉組織中の毛細血管に充血が見られ,精巣では精巣小葉中隔および精細管間質,さらに精巣輸管や精管の結合織中に充血や出血が認められた。卵巣でも卵巣薄板の間質,輸卵管の粘膜下結合織中に出血,充血が観察された。消化管では粘膜層に充血および出血が観察されたが,肝臓においては顕著な病変はみられなかった。

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© 日本魚病学会
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