魚病研究
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ニジマスのβ-溶血性連鎖球菌症に対する浸漬ワクチンの有効性
酒井 正博厚田 静男小林 正典
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1988 年 23 巻 4 号 p. 269-270

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抄録

 ニジマスのβ-溶血性連鎖球菌症の浸漬ワクチンに有効な抗原とその持続性について検討した。生理食塩水での菌体浮遊液あるいは破壊菌体抽出液に3分間浸漬させた魚が, 最も強い防御能を示し, 少なくとも60日間持続した。ホルマリン不活化培養菌および培地に浸漬させた魚も, 防御能を示したものの, 持続性に乏しく, またホルマリン不活化培養上清に浸漬させた魚では, 防御能は認められなかった。

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© 日本魚病学会
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