日本獣医畜産大学
宮城県内水面水産試験場
大洋飼料株式会社
1988 年 23 巻 4 号 p. 271-272
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1987年5月と1988年2月に宮城県下の海面養魚場にて発生した肝臓の黄色化と鰓の退色を主徴とするギンザケの血液を電顕的に検索した。1987年5月の検索では5例中1例に翌年2月では5例中全例の赤血球の細胞質内に直径が74~98nmで球形を示し, 明瞭な外殻が電子密度の高いコアを包んでいるウイルス粒子が認められた。したがって, 海面養殖ギンザケにウイルス性赤血球壊死症が蔓延している可能性が示唆され, 斃死原因に関与していると思われた。
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