魚病研究
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サケ科魚類ヘルペスウイルス分離株DNAの制限酵素切断パターンについて
猪狩 忠光福田 穎穂佐野 徳夫
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1991 年 26 巻 1 号 p. 45-46

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抄録

 サケ科魚類ヘルペスウイルスのsalmonid herpesvirus 2に属すると考えられる同一血清型分離株NeVTA,YTN,CSTVとsalmonid herpesvirus 1に属するH.salmonisのDNAについて, 制限酵素BamH I,Hind IIIによる切断パターンを比較した。前3分離株は比較的類似していたものの, それぞれ異なるパターンを示した。また, それらはH.Salmonisとは全く異なっていた。NeVTA,YTV,CSTVは, 遺伝的に同一起源と考えられるとともに, 同種内分離株において制限酵素による切断パターンに多様性が示された。

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© 日本魚病学会
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