1991 年 26 巻 3 号 p. 159-160
BKDの原因菌であるRenibacterium salmoninarumに対するシロザケ, ギンザケ, ニジマス, ヤマメ及びイワナの感受性をそれぞれの魚に10 8及び10 7cells/fishの菌量を腹腔内に注射することによって調べた。最も感受性が高かったのは, シロザケであり, 10 7cells/fish注射区でわずかに40尾中1尾生存したのみであった。次に感受性が高かったのは, ギンザケとヤマメでニジマスとイワナは感受性が低かった。しかし供試魚の魚体重を考慮すると, それらの差はあまり大きなものではなかった。