魚病研究
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魚類リンパ球の不死化と魚インターフェロン遺伝子
村上 浩紀玉井 忠和白畑 實隆
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1995 年 30 巻 2 号 p. 175-180

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抄録

 インターフェロン(FIFN)を利用して, 養殖魚のウイルス感染症を予防または治療する目的で, ヒラメリンパ球をガン遺伝子を用いて不死化した。不死化リンパ球の中から FIFN を分泌する細胞をスクリーニングし, FIFN を精製するとともに, FIFN の cDNA をクローニングした。FIFN は約16kDaの糖タンパク質であり, BHK 細胞を用いて作製した組換え FIFN は, 培養細胞における3種のウイルスの感染を抑制し, ニジマス稚魚に経口投与することにより, ヒラメラブドウイルスによる感染を非特異的に抑制することができた。

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© 日本魚病学会
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