魚病研究
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1993年および1994年の類結節症流行期における養殖ブリのPasteurella piscicidaに対する凝集抗体価の推移
佐藤 公一福田 穣中野 伸保
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1995 年 30 巻 4 号 p. 291-292

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抄録

 近年, ブリ類結節症の流行期が長期化する傾向にあることから, 1993年および1994年の流行期における養殖ブリ0才魚の Pasteurella piscicida に対する血中の凝集抗体価の変動を追跡調査した。抗体価は, 流行初期においてわずかに上昇し, その後比較的低水準で推移し, 初発から約3か月を経過した流行終息期にようやく25程度に上昇した。養殖ブリ0才魚における本菌に対する液性免疫の獲得の遅れが, 本症の流行期の長期化に関連していると考えられた。

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© 日本魚病学会
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