魚病研究
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ギンブナおよびアメリカナマズ好中球の細胞傷害活性
倉田 修長谷川 賢岡本 信明中西 照幸池田 彌生
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1996 年 31 巻 1 号 p. 51-52

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抄録

 ギンブナおよびアメリカナマズ好中球の細胞傷害活性を調べ, コイ好中球と比較した. 好中球は Percoll を用いた比重遠心分離法により頭腎から得た. 細胞傷害試験は, 標的細胞に K562 細胞を用いた 51Cr 遊離法で行った. ギンブナ好中球はコイ好中球と同様に K562 細胞に対して細胞傷害活性を示した. 一方, アメリカナマズ好中球は K562 細胞に対する細胞傷害活性をほとんど示さなかった. 以上の結果は, 好中球の細胞傷害能は魚種間で異なることを示している.

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© 日本魚病学会
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