魚病研究
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台湾の養殖アイゴに寄生していた2種のウオジラミ類
C.-L. LinJ.-S. HoS.-N. Chen
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1996 年 31 巻 3 号 p. 129-139

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抄録

 台湾の Pescadores 島で養殖されていたアイゴの体表から採集した2種の寄生性カイアシ類(新種 Lepeophtheirus atypicus と Caligus oviceps Shiino, 1952)を記載した. 本新種は形態的に L.goniistii Yamaguti, 1936 に最も近いが, 第3脚の形態などで区別された. Shiino (1952)が日本のアイゴから採集し, L.goniistii とした標本も本種に同定される. また, Caligus truncatogenitalis Roubal, 1981を C.oviceps のシノニムとするように提案した.

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