Owase Branch, Fisheries Research Institute of Mie
Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
1998 年 33 巻 1 号 p. 31-36
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異常遊泳を特徴とするいわゆる転覆病のマハタ病魚から検出されたノダウイルスの病原性について検討した。 本ウイルスを筋肉内接種されたマハタとキジハタはいずれも自然発病魚と同様の異常遊泳を示して死亡した。 死亡魚および異常遊泳魚の脳と網膜の神経組織には壊死と円形空隙がみられ, 蛍光抗体法によりそれらの変性部位にノダウイルス抗原の存在が確認された。 本ウイルスの病原性は水温に強く影響され, 水温が高いほど早期に発病し, 死亡率が高かった。
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