PRDV に感染させたクルマエビの血リンパ成分の変化を経時的に調べるとともに, Bifidabacterium thermophilum 由来ペプチドグリカン(PG)投与の影響を調べた。 その結果, PRDV 感染によって血球数の減少と血漿中の Mg イオン濃度の上昇がみられた。 しかし, これらの変化には PG 投与によって緩和される傾向がみられ, このことが PG 投与による PRDV に対するエビの抵抗性の向上に関与していると考えられた。 さらに血球数と血漿 Mg イオン濃度は病状の軽重を知る指標になることが示唆された。