United Graduate School of Agricultural Sciences, Kagoshima University
Faculty of Agriculture, Miyazaki University
Department of Global Agricultural Sciences
1999 年 34 巻 3 号 p. 133-137
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コイおよびマダイの鰾内に大腸菌死菌を接種し, 経時的に鰾内浸出好中球(炎症性好中球)を分離し, 遊走能, 貪食能, および活性酸素産生能を測定した。両魚種ともに, 浸出細胞の大部分は好中球からなり, その好中球群は炎症反応初期には高い遊走能を示し, 活性酸素産生能のピークは36または48時間後に認められた。貪食能については, コイでは時間の経過とともに増加した。以上より, 炎症の段階に応じて好中球の生体防御活性が変化することが明らかになった。
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