漢方薬 C-UPIIIは, 乳牛の乳房炎の予防に使われているが, テラピアに経口投与した時の免疫増強効果を検討した。対照区のテラピアでは Aeromonas hydrophila 攻撃により, 攻撃後7日間の累積死亡率は約40%に達した。C-UPIII 投与区での累積死亡率は約3%と, 著しく低かった。また好中球の貧食能と科学発行能は, C-UPIII 投与個体で対照個体より高かった。C-UPIIIによる A.hydrophila抵抗性の向上と好中球の科学発行能の増強効果は, グルカンやラクトフェリンより強かった。