魚病研究
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緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を導入した Pseudomonas plecoglossicida のアユへの付着性と感染性
Sukenda若林 久嗣
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2001 年 36 巻 3 号 p. 161-167

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抄録

 P.plecoglossicida に移入できる GFP 遺伝子発現ベクターとして pSKL01, pSKT03, pSKN04 の3つのプラスミドを構築した。いずれのベクターも P.plecoglossicida の培地上での発育速度やアユに対する病原性を損なわなかったが, pSKT03 が GFP 産生能および非選択培地における安定性の点で最も優れていた。本標識菌を用いた浸漬感染実験において, アユの体表に付着する菌体を蛍光顕微鏡下で観察した結果, P.plecoglossicida は専ら皮膚や鰭の微小な損傷部に付着することが明らかとなった。

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