National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Research Agency
2001 年 36 巻 4 号 p. 231-235
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
高水温が海産白点虫の宿主寄生期虫体とシスト期虫体の発達に及ぼす影響を調べたところ, 31℃以下では両ステージとも正常に発達した。また, シストを様々な溶存酸素(DO)条件下で培養したところ, 過飽和 DO および低 DO で発達が抑制された。低 DO で培養したシストを DO 飽和条件下に移すと, 再び発達を開始し, 感染幼虫を放出した。これらの結果から, 白点病が秋季に多発することには躍層崩壊に伴う水底への酸素の供給が関連している可能性が示された。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら