広島県栽培漁業協会
広島大学大学院生物圏科学研究科
2002 年 37 巻 4 号 p. 183-188
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三倍体マガキ幼生の細菌性壊死症に有効な薬剤の検索を目的として, 人為感染および自然感染に対する8種抗菌剤の治療効果を調べた。 Vibrio 属細菌4種7株を用いた人為感染に対しては, クロラムフェニコールの効果が最も高く, エリスロマイシン, ノボビオシン, ストレプトマイシンなどにも顕著な治療効果が認められた。 自然感染に対しては, 幼生を高密度飼育した場合クロラムフェニコール添加区の死亡率が最も低かったが, 低密度飼育では上記4種薬剤は同程度の防除効果を示した。
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