魚病研究
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魚類寄生微胞子虫を検出するための迅速in situハイブリダイゼーション法
李 宜〓横山 博小川 和夫
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2003 年 38 巻 3 号 p. 117-119

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抄録

 毛細血管現象を応用した迅速in situハイブリダイゼーション法(ISH)法を用いて, 魚類寄生微胞子虫の検出を試みた。Glugea plecoglossiは, キセノマ内の全発育ステージのみならず感染初期のステージも検出可能であった。一方, Microsporidium seriolaeは, 胞子形成前のステージについてはISH陽性であるものの胞子に対する染色性が悪かったため, Uvitex 2B染色と併用する必要があった。本法は従来法よりも短時間(全工程2時間以内)で簡便にISH処理が可能であり, 微胞子虫の検出法として有用である。

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© 日本魚病学会
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