三重県立大学水産学部
1973 年 8 巻 1 号 p. 64-67
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1968年4月から5月にかけて,岐阜水試のニジマス稚魚の体側部に白色の小結節が現われた。それらについて病理組織学的検査を行なったところ,以下に要約する結果を得た。1.病巣は表面血合筋部のみに限局する。2.病巣を形成している主な細胞は血合筋筋鞘細胞の増殖したものである。3.これら増殖した筋鞘細胞質内に微胞子虫の寄生がみられ,宿主細胞は肥大する。4.以上の所見について二,三の考察を加えた。
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