日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
多施設内視鏡胃がん個別検診における経鼻内視鏡の現況と精度
萩原 廣明山下 由起子八木 茂小板橋 毅石田 稔関口 利和茂木 文孝
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2009 年 47 巻 6 号 p. 683-692

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抄録

内視鏡個別検診における経鼻内視鏡の使用状況と胃がん発見精度を平成18, 19年度の前橋市内視鏡胃がん個別検診の成績から検討した。経鼻内視鏡の検査件数は1年間で2倍以上に急増していた。経鼻内視鏡の胃がん発見率は0.82%で経口内視鏡の胃がん発見率0.60%よりもやや高く, 発見早期がん比率には差がなかった。消化器内視鏡学会専門医施設は非専門医施設に比べ胃がん発見率, 早期がん比率ともに高かった。偽陰性がんは経鼻内視鏡よりもむしろ経口内視鏡でやや多かった。胃がん発見精度をさらに高めて偽陰性がんを減らすためには, 全体の画質の向上はもちろん, 標準撮影法に従った観察・撮影で未撮影部位をなくしていくことが必要である。

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© 2009 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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