日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
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原著
第1, 2, 3世代経鼻内視鏡の胃癌診断能に関する検討─経鼻用スコープの改良と診断能との関係について─
宮脇 哲丸野瀬 道宏佐藤 徹菱川 悦男井上 雅仁渡辺 良之横須賀 収
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キーワード: 経鼻内視鏡, 診断, 機種
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2010 年 48 巻 6 号 p. 636-646

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抄録

2002年2月1日から2009年1月31日までの7年間に有症状者に対して8,999例の経鼻内視鏡を行った。この間, 機種はEG-470N, EG-530N, EG-530N2へと性能が向上した。機種の性能向上と, 胃癌診断能の関係につき検討した。470N:3,874例, 530N:3,983例, 530N2:1,134例の内訳は胃癌発見率(0.85%,0.90%,0.88%), 早期癌発見率(0.59%,0.60%,0.53%), 腫瘍形態0-IIa(17.4%,16.7%,16.7%),
0-IIb(0%,4.2%,0%), 0-IIc(82.6%,79.2%,83.3%), 腫瘍径5mm以下(8.7%,8.3%,0%), 10mm以下(17.4%,16.6%,16.7%)であった。性能の向上にもかかわらず, 診断能は機種間に有意の差を認めなかった。診断能はスコープの性能の差よりも, 術者の技量に左右される可能性が高いと思われた。

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© 2010 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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