日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
大腸3D─CT検査用自動炭酸ガス送気装置の有用性─腸管拡張程度と受診者の受容性に関する無作為比較試験─
永田 浩一伊山 篤
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2013 年 51 巻 4 号 p. 465-473

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抄録

目的:大腸3D-CTにおける炭酸ガス注腸を手動でおこなった場合と自動送気装置で行った場合に, 腸管拡張程度と苦痛度に差があるのか前向きに検討した。UMIN試験ID:UMIN000009279.
方法:検診目的に大腸3D-CTを施行した137名を対象に, 手動注入を行った65名(手動群), 自動送気装置を使用した72名(自動群)を無作為に割り付けた。大腸を6区分に分類し, 2体位分の合計1,644の大腸区分に対する腸管拡張程度を4段階評価した。受診者の検査苦痛度はVisual Analogue Scale(VAS)で評価した。
結果:手動群に比べて, 自動群では両体位とも全般的な腸管拡張程度が有意に良好だった。VASは手動群で22.6, 自動群で22.3であり差はなかった(p=0.95)。
結論:大腸3D-CTにおける自動送気装置の使用は手動注入と比較し, 腸管拡張程度を有意に改善するが, 受容性には影響しなかった。

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© 2013 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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