図学研究
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SCSを用いた図形科学教育の試みとその評価
吉田 勝行鈴木 賢次郎峯村 吉泰早坂 洋史
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1997 年 31 巻 Supplement 号 p. 195-200

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抄録
SCSは, Space Collaboration Systemの略で, 通信衛星を利用して大学間で互いに映像や音声を双方向にリアルタイムで交換できる先進的な情報通信ネットワークの名称である。このシステムの端末が設置された講義室では, 3系統の映像が表示できるCRTモニターと, 教壇上や講義室内がそれぞれ撮影できるテレビカメラ計2台, および教卓上の講義資料が写し出せる書画カメラ等が設置されており, 各教官は, 教卓上のタッチパネル式AVコントローラーを操作することで, 自室内の映像や他局から送られてくる映像を取捨選択して適宜3系統のCRTのいずれかに表示したり, 逆に他局に映像を送り出したりしながら講義を進めることになる。このシステムを利用して, 北海道大学, 東京大学, 名古屋大学, 大阪大学を相互に接続し, 阪大の学生約90名, 名大の学生約20名を対象に計7回の一般図形科学教育を実施し, 授業アンケートを試みた結果, 講義内容を学生に理解させる点では一応評価できる結果が得られたものの, 満足度を与えるという面ではまだまだ改善の余地ありという結果が得られた。
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