図学研究
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「幾何図形」をモチーフにした基礎デザイン教育の実践例について
村松 俊夫
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1999 年 33 巻 4 号 p. 11-20

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抄録

デザインの基礎教育では実技や演習に多くの時間がさかれるべきである.しかし, 2年制の造形芸術系専門学校や短期大学, また4年制の教員養成系大学の美術教育においては, 十分な授業時間を確保する余裕がない.そこで, 基礎デザインの教育目的である発想力や構成感覚を養成しながらある程度専門的なデザインプロセスを経験できるよう, 難易度の高い条件や制約を設けた課題を設定することがある.
この場合, 受講者は基礎的な描写力や発想力に未習熟な者が多く, また, 人門としては比較的高度な課題に複雑なモチーフを選定することはふさわしくないので, 基礎造形力に左右されない「幾何図形」を素材として用いることがよくおこなわれる.
本研究では, 「タングラム (Tangram) 」と「立方体の展開」を用いて教員養成系大学, 被服系短期大学, 工芸系専門学校で試みた基礎デザイン教育の実践例2題を紹介する.

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